エミー賞の対象部門は様々に分類されており、放送時間による分類(プライムタイムに放送される娯楽番組、デイタイムに放送される番組)やスポーツ、ニュース、ドキュメンタリー番組など、海外制作の番組などのほか、制作技術や放送機器・技術に対しても表彰が行われている。
国際エミー賞
2007年で第35回を数える。アメリカ以外のテレビ番組を対象に、世界のテレビ作品や俳優などに贈られる賞。2003年までは米国テレビ芸術科学アカデミーが主催していたが、2004年からは別団体である国際テレビ芸術科学アカデミー () の主催となった。以下の部門賞が設けられている。
- 芸術番組部門 (Arts Programming)
- 最優秀男優部門 (Best Performance by an Actor)
- 最優秀女優部門 (Best Performance by an Actress)
- 青少年・子供向け番組部門 (Children & Young People)
- コメディー番組部門 (Comedy)
- ドキュメンタリー部門 (Documentary)
- 連続ドラマ部門 (Drama Series)
- 報道部門 (News)
- リアリティ・バラエティ部門 (Non-Scripted Entertainment)
- テレビ映画/ミニシリーズ部門 (TV Movie/Mini-Series)
第15回(1975年)で、日本テレビのNNNドキュメント『明日をつかめ!貴くん 〜4745日の記録』(1975年6月29日放送)がドキュメンタリー部門を初受賞。
第25回(1985年)では、NHK「芸術劇場『創作舞踊 無明』」(主演:瀬川仙魚)が公演芸術部門で優秀賞を受賞。日本作品初の受賞となった。
第29回(1999年)では、毎日放送のドキュメンタリー番組「映像'90『ふつうのままで』」が、ドキュメンタリー部門でグランプリを獲得する快挙を達成した。脳性麻痺に冒されて手足が不自由になった奈良市在住の夫婦が、多くの人たちとふれあいながら、一人息子を育て上げる日々を描いたヒューマンドキュメンタリーだった。毎日放送は、第31回(2001年)でも、同じドキュメンタリーシリーズの「映像'01『生まれくるわが子へ』」を出品、入賞した。
第31回の最終ノミネートでは、テレビ朝日では初のノミネートとして「トリセツ」が選出されたが、グランプリ受賞はならなかった。
第35回の最終ノミネートでは、日本からの出展のうち、芸術番組部門で「プレミアム10『この世界に 僕たちが生きてること』」(NHK)が、コメディー番組部門で「サラリーマンNEO」(NHK) が、リアリティ・バラエティ部門で「たけしのコマネチ大学数学科」(フジテレビ)が、ドキュメンタリー部門で「NHKスペシャル『恐竜vsほ乳類 1億5千万年の戦い』」(NHK・国際共同製作)がそれぞれ選出されていたが、いずれも受賞はしなかった。
第36回の最終ノミネートでは、芸術番組部門で「名門に生まれるということ…〜市川海老蔵・宿命と苦悩の物語〜」(フジテレビ)、青少年・子ども向け番組部門に「ドキュメント にっぽんの現場『ことば あふれ出る教室〜横浜市立盲学校〜』」(NHK)、コメディ部門に「サラリーマンNEO」(NHK、2年連続ノミネート)、リアリティ・バラエティ番組部門に「DOORS 2007」(TBS)が選出されていたが、いずれも受賞を逃した。
第37回の最終ノミネートでは、芸術番組部門で「サントリー1万人の第九」(毎日放送)、コメディ部門に「星新一ショートショート特集」(NHK)が選出されていた。そのうちコメディ部門でノミネートされた「星新一ショートショート特集」が受賞した。
いずれも、受賞作の多くがイギリスで制作された番組であるため、ほぼ独占状態にあるとされる。